アスベスト調査.NET::アスベスト調査レポート-6 【3階建て重量鉄骨の工場・事務所の調査】

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【3階建て重量鉄骨の工場・事務所の調査】

大手ゼネコンの現場担当者の方からお電話をいただき、これから解体する建物(3階建て重量鉄骨の工場・事務所)のアスベスト調査の依頼を受けました。
いわゆる建設リサイクル法に基づく石綿の有無事前調査です。

古い図面があるとのことで、現場調査の前にまず図面を送ってもらいフェーズ1の事前診断を行いました。

お電話で重量鉄骨の建物と聞いていたので、耐火被覆の吹き付け材が使われているか真っ先にチェックしたのですが・・・

図面上にはどこにも使われていません。

鉄骨への耐火被覆はなしでデッキプレートへの耐火被覆もありません。

防火制限は準防火地域ですから一般的なビルならかならず耐火被覆が施されているはず・・・

ところがよく図面を見ると用途が工場と事務所のみとなっています。

はは〜なるほど。

工場や事務所は不特定多数が出入りする店舗や共同住宅などと違い、防火の内装制限が個人住宅などと同じなんですよね。
だから耐火被覆の吹き付けがないんです。

依頼主の担当の方に電話で図面上は飛散性の高いアスベスト含有建材はありませんとお伝えしました。

ここで「それなら結構です」とおっしゃる方が多いのですが、本当はそれではいけません!
解体を前提にしたアスベスト調査は、飛散性が高い低いに関係なく、その建物に使われているアスベスト含有建材すべてを調べ上げなくては本来いけないのですから。

このケースでは、「それでも構わないから建物全体のアスベスト調査を頼みます」とのお返事をいただきました。

わかってますね!そうでなくてはいけません。

現場調査ではレベル2の保温材のチェックからレベル3の成形板のチェックまでスミズミ調査させていただきました。

耐火被覆の無い鉄骨梁・柱
    ↑耐火被覆のしていない鉄骨梁、デッキプレート

結果、飛散性の高い石綿含有建材は検出されませんでしたから、アスベストに関する特別な届けを出す必要もなく、役所に対して堂々と、安心して解体工事をされました。


提供:ビジネスブログのe売るしくみ研究所